取り組み・活動

広報レポート
2021年09月18日

陸上自衛隊『富士総合火力演習』を観覧してきました

こんにちは。WOW WORLD広報の浅野真理子です。
陸上自衛隊が行う公開演習の一つである、富士総合火力演習をご存じですか。「総火演(そうかえん)」と呼ばれることが多く、毎年8月頃に静岡県御殿場市の東富士演習場で実施されています。
私が行った日は朝から小雨が降り続いており、レインコートで濡れた地面に座りながらの観覧でしたが、会場は多くの人の歓声と熱気に包まれていました。
「総火演」の様子と、イベントをより良くするための来場者とのコミュニケーション活動についてレポートします。

※この記事は2013年9月6日にWEBCASサービスサイトに掲載されたレポートの再掲です。

WOW WORLD広報 浅野

『富士総合火力演習(総火演)』とは

富士総合火力演習
富士総合火力演習の様子

総火演は、陸上自衛隊の教育機関である富士学校が、火力戦闘の様子を生徒に認識させることを目的として1961年から始めた演習です。1966年からは、国民への理解を深める広報活動の一環として一般公開されるようになりました。各種火砲の迫力を肌で感じ、隊員の方の勇姿を目の当たりにできる大変人気の高いイベントのため、チケットの当選倍率は数倍~数十倍といわれています。2013年度の演習には、隊員約2,300名、戦車・装甲車約90両、各種火砲約50門、航空機約20機、その他車両約600両が参加し、場内は2時間にわたり爆音と震動に包まれました。

富士総合火力演習の様子
富士総合火力演習

演習の様子

プログラムは前段演習と後段演習に分かれており、前段演習では主要装備品の紹介、後段演習では敵部隊との戦闘を想定した攻撃が行われました。場内に戦車が登場すると観客席からは大きな歓声が上がり、たくさんの人が雨の中必死にカメラのシャッターを切り始めました。私は戦車が走っているのを初めて生で見ましたが、予想していたよりも走行スピードが格段に早く、小回りがきくことに驚きました。何十トンという重さの戦車を自由自在に操作するには、きっと相当な訓練を積まなければならないのだと思います。

登場した戦車が定位置につくと、無線の指令に合わせて火砲が目標地を目がけて火を噴きました。心の準備ができていなかった私はその爆音に衝撃を受け、しばらく唖然としてしまいました。その後は何度も戦車が火を噴くタイミングに合わせてシャッターを切ろうと試みましたが、情けないことに爆音と震動で照準が定まらず、火を噴いた直後の黒い煙をもくもくと出している戦車の姿だけ唯一カメラに収めることができました・・・。

富士総合火力演習の様子

後段演習に入り、観客席から特に大きな歓声が上がったのが「92式地雷原処理車」によるロケット弾の発射です。発射されたロケット弾は空中でパラシュートが開き、ロケット弾本体の中から数珠つなぎになった爆薬が引き出されました。爆薬は地面に落下したタイミングで同時に起爆しましたが、これで付近に埋められた地雷を爆破処理するのだそうです。

右の画像は、全装備を施したクライマックス。複数の戦車が同時に火を噴き、前方が炎と煙につつまれて演習は終了となります。雨と濃霧の影響で視界が悪く、当初予定されていたヘリコプターからの降下訓練や音楽隊による演奏は中止となり残念でしたが、たくさんの実弾射撃を間近に見る事ができ、装備品を操る自衛隊の方のたくましさに感激しました。

富士総合火力演習の様子

当日実施されるアンケート

パンフレット
QRコードを読み取る

さて、総火演に行くと、演習プログラムなどが書かれたパンフレットを入口でもらうことができます。パンフレットには「アンケートに答えると抽選で陸上自衛隊グッズがもらえる」という案内があり、左の画像のようなQRコードからアクセスできるようになっています。実はこちらのアンケートは、当社アンケートシステム「WEBCAS fomulator」によって作成されています。アンケートに答えて抽選に当たると、当日の13時までに当選通知メールが送られ、広報ブースにてグッズを受け取ることができます。なお、そちらのメールは当社メール配信システム「WEBCAS e-mail」で作成・配信されています。

アンケートでは総火演を知ったきっかけや、演習の内容がわかりやすかったか、見学の際に困ったことや不便なことがなかったか等について聞かれていました。自由記入欄も用意されており、来場者が率直な意見を入力できるような構成になっていました。総火演には多くの人が訪れるので、こういった手軽なアンケートを実施することで来場者の生の声を集め、次回の演習改善につなげているのだと思います。

アンケートページ

USTREAMでも見られる!総火演ライブ映像

総火演は、USTREAM・ニコニコ生放送・ひかりTVの3媒体において、ライブ映像が配信されています。臨場感を味わうためには生で見るのが一番ですが、来年現地に行くことができなかったら、USTREAMでしっかりチェックしようと思います!あの迫力満点の映像は、何時間見ていても飽きません。 総火演ライブ映像配信に関する情報は、陸上自衛隊公式HPをご覧ください。
http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/index.html
今回一緒に観覧した当社社員です。全員総火演の虜になりました。

演習を観覧した当社社員

関連リンク
陸上自衛隊様 アンケートシステムの導入事例