取り組み・活動

キャリア・生き方
2021年10月20日

新社名で心機一転。驚きの「WOW」があふれる世界を目指す

WOW WORLDがスポンサーとして提供する『森清華のLife is the journey』(かわさきエフエム)は、パーソナリティの森清華さんが、最前線で活躍されている企業経営者や各界のスペシャリストの“人生の分岐点”から、「これからのキャリア、生き方のヒント」を紐解いていくラジオ番組です。
当番組は、2021年10月で放送開始から5周年を迎え、その記念の回のゲストとして当社の代表取締役社長・美濃和男を、森清華さんから指名いただきました。2021年7月にエイジアからWOW WORLDに社名変更し、WOW(ワオ)があふれる世界を目指して歩み始めたばかり。社名に込めた想いや、女性社員をはじめとした働きやすい会社づくりへの取り組み、そして自身の体験も踏まえた50代のキャリアについて話をしました。

WOW WORLD 美濃社長

※『森清華のLife is the journey』は、かわさきエフエム(79.1MHz)にて毎週水曜日 午後9時~9時30分オンエア。このコーナーでは、その中から月に1本、当社が選定した回を一部抜粋してテキストでご紹介します。

【社名に込めた想い】人と技術の力でWOWがあふれる世界を目指す

2021年7月に「WOW WORLD」と社名を変更。一度聞いたら忘れられないインパクトのある社名には、グループ全体の方向性を示す確かな想いが込められています。

森さんー 新社名に入っている「WOW」という言葉がとても印象的ですが、「WOW WORLD」という名前にはどのような由来があるのでしょうか?

美濃 「WOW」は、期待以上の嬉しい何かに遭遇したときに思わず発する驚きの感嘆詞です。その「WOW」があふれる世界を、人と技術の力で作り出す企業になりたい、それが新しい社名に込めた想いです。社名を決めるにあたって譲れない条件が3つありました。1つ目は「短い言葉」、2つ目は「1回聞いたら忘れられないくらいの強いインパクトのある言葉」、3つ目は「造語ではなく、すでに世の中にある言葉」です。覚えやすく、印象に残ると思い、この条件で検討しました。

森さんー 社名変更というのは非常に大きな決断だったと思います。いつごろから考えていたのでしょうか?

美濃 5年くらい前から考えていました。ただ、社名変更は簡単にできることではなく、なかなか踏み切れませんでした。現在、WOW WORLDは3か年の中期経営計画の2年目ですが、その中で「既存事業の飛躍的な成長と、新規事業の拡大による革新的成長を遂げる」というビジョンを掲げています。既存事業では私たちの主力製品であるコミュニケーションシステム「WEBCAS(ウェブキャス)」を飛躍的に成長させていきます。新規事業では我々にはない技術やノウハウを持っている企業をWOW WORLDグループの仲間として迎え、その企業の事業を5年後には既存事業と同じ規模に育てていくことを目標にしています。そのため新たに参画いただく企業と想いを共有できるよう、グループ全体の方向性を示すために、社名やビジョンをこのタイミングで作り変える必要があると考え、決心をしました。

【働きやすい環境づくり】産休育休からの復帰率は100%

女性が活躍できる職場としてWOW WORLDが取り組んできたのが、産休育休の取りやすさと復帰しやすい環境づくり。従業員同士がフォローし合う文化を育んできました。

森さんー 老若男女問わず、いろんな方々がWOW WORLDに集まっているかと思います。その中で女性の皆さんの産休育休からの復帰率が100%だそうですね。

美濃 当社はもともと男性社員が多い会社で、約15年前は全体の80%以上が男性でした。今は全体の45%くらいまで女性が増え、活躍しています。その要因の一つに産休育休を取った女性が会社に戻りやすい環境づくりを継続してきたからだと思います。

森さんー 例えばどんなことをされてきたのでしょうか?

美濃 まず、休む側には仕事の引継ぎをしっかりしてほしいと重ねてお願いしてきました。休んでいる間はその人の仕事を周りの誰かがカバーすることになるので、引き継ぎが無責任だと残るメンバーが大変です。これは復帰のしづらさにつながるので、休む人にはやるべきことをしっかりやってもらいます。また逆に、産休育休に入る人の周りのメンバーはその人の仕事を吸収することを当たり前のことと思いましょう、ということも重ねて啓蒙してきました。この2つを繰り返し言い続けたことで、100%戻ってきてくれています。そうしているうちに、男性の比率が多いと言われるこのIT業界で、多くの女性が働く会社となりました。

【ミドル世代のキャリア】50代の転職のハードルは高くない

「35歳転職限界説」が唱えられていた時代に転職に挑戦。時代は変わり現在は、自身のキャリアビジョンを明確に持っていれば50代の転職も可能といいます。

森さんー 50代になって考えるようになったことは、どんなことでしょうか。

美濃 私は現在56歳です。周りでは50代でリタイアする人も増えてきました。しかし、私は50代になってから、なるべく長く仕事を続けたいという気持ちが強くなりました。

森さんー 50代というのは、役職定年などにより、定年を含め次の道を考える人が増えるタイミングだと思います。そのような方々が転職など新たなキャリアを歩むことはハードルが高いのでしょうか。

美濃 結論を言うと、高くないですね。私は35歳で転職をしましたが、当時は転職の限界が35歳と言われていました。自分ができないと思ったらできないですが、今は50代でも転職が実現できる時代になったと思います。当社でも50歳以上の人を積極的に雇用しています。

森さんー 40代後半から50代の方々を採用するとなったときに、どんな人だと魅力を感じますか?

美濃 将来の自分のキャリアビジョンを明確に持っている人ですね。50代に限らず、何歳でも同じだと思います。将来像を明確に持っている人は魅力的ですし、夢や目標を実現できると思います。

【背中を押すメッセージ】一歩踏み出したからこそ今の自分がある

森さんー 最後に、これから自分の夢を実現しようと考えている方々へ背中を押すメッセージをお願いします。

美濃 35歳、勇気を持って一歩踏み出してみた。後悔したこともあったけれども今はとても充実しています。

森さんー その心は?

美濃 35歳で転職に挑戦したことも含め、一歩踏み出したことによってさまざまな経験をすることができました。うまくいかない時には「転職なんてしなければよかった」と後悔したことも正直なところありました。でも、その経験があるからこそ50代半ばを過ぎても一生懸命に働いていられる、そして一生働いていたいと考えるようになったと思います。

『森清華のLife is the journey』
→アーカイブ放送は、こちらからお聴きいただけます