取り組み・活動

広報レポート
2021年12月08日

社内の課題解決に取り組みながらエンジニアリング力を強化。若手エンジニアが集う「社内ハッカソン」をご紹介

こんにちは。WOW WORLDのマーケティング部でPRを担当している佐藤です。本Webページ「描く未来」にて、社内での取り組みやプロジェクトの様子をレポートしていきます。外からでは見ることができない、会社をより良くしようと活動する従業員の姿を皆さまにお伝えします。今回は、社内の課題解決に取り組んでいる若手エンジニアチームによる「社内ハッカソン」のご紹介です。

社内ハッカソン立ち上げの背景

「ハッカソン」とは、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語です。プログラマーやデザイナーなどが集まってアイデアを持ち寄り、短期集中で新商品などの開発を実施します。
社内ハッカソンは開発部 晝間の呼びかけから始まりました。当社のエンジニアの主な業務は、WEBCASシリーズの追加機能開発と機能改善、そしてカスタマイズです。お客様からの要望に応え「より良い製品」をお届けするためには、WEBCAS開発で求められるスキルを身に着けることが最重要です。しかし、会社をさらに発展させていくためにはそれと同時に幅広く、新しい技術の習得も必要です。ハッカソンを通じてゼロから開発にチャレンジすることで、さまざまな技術に触れ、スキルが向上するのではないか、ひいては今後の製品改良や新製品開発に活かせるのではないかという想いから、晝間は社内ハッカソンの活動を決意しました。

活動メンバー

開発部の若手社員を中心に、晝間が活動メンバーを選定しました。メンバーに対しては一人ひとりと打ち合わせをし、自身が感じる問題点、将来的なビジョンを共有したうえで、「やってみませんか?」と声をかけていったそうです。その結果、全員からやってみたいという返答が得られ、晝間を含め計5人で活動することとなりました。

社内ハッカソンの活動内容

当社では今期の社内目標の一つに「生産性向上に向け、新たなチャレンジをする」を掲げています。そこで、社内ハッカソンで取り組む内容を、現在非効率な運用によって生産性が落ちてしまっている作業はないか、課題解決できるものはないかという視点で考えました。各部署への聞き込みをおこなった結果、「新卒採用管理システム」を開発することとなりました。もともと新卒採用に関する情報はエクセルで管理をしていたため、入力ミスや対応漏れの可能性があり早急に改善する必要があったのです。また、採用担当者と協力して採用管理システムを作ることができれば、会社全体としても大変有意義な活動になるのではないかと思ったそうです。

では、具体的な開発内容について一部をご紹介します。

■開発システム:新卒採用管理システム
■開発期間:2021/8/16~2021/9/10

応募者一覧画面。選考結果が一目でわかるよう、応募者のステータスごとに色をつけて注意喚起をします。

採用管理システム_1

応募者情報の登録画面。応募者名や所属校だけでなく、説明会での印象を入力する欄も設置しています。

採用管理システム_2

この新卒採用管理システムを開発するにあたって、まずは構想とモックアップを作成しました。その後、デモ環境の開発を開始し、業務の中で急遽空いた時間や、隙間時間を使って進めました。4週間の開発期間を経て、代表取締役社長の美濃と採用担当者に対してシステムのプレゼンを実施。その結果、「ぜひ実用化してほしい!」と高く評価され、運用に向けて本格的に開発を進めることとなりました。現在は必要な機能のヒアリングをおこなっており、2022年2月~3月の運用開始を目指しているとのことです。

今後の目標

今後の目標を、晝間は以下のように話しました。
「まずは新卒採用管理システムを運用フェーズに持っていくことが目標です。採用担当者と密にコミュニケーションを取り、採用管理システムがあって良かった、と言ってもらえるシステムへと成長させたいです。また、将来的にはハッカソンを定期的に実施できるような体制を作りたいと思っています。ゆくゆくは社内だけではなく、社外の方とも一緒にハッカソンを開催し、WOW WORLDの輪を広げていきたいです。」

終わりに

いかがでしたでしょうか。ただ単に社内で勉強会を実施するのではなく、社内貢献を通じて自分たちの技術力を高める活動は、会社と社員が良い関係性であると感じました。今回は晝間が主体となってメンバーを集めましたが、今後は公募制などにして、もっとオープンに人材を集められるようにしていきたいとのことです。今後の活動にも注目してまいります。