取り組み・活動

私の働き方
2022年02月01日

新卒入社から走り続けて7年、リーダーとしてチーム力の向上と顧客のビジネス成長に全力を注ぐ

本コーナーでは、WOW WORLDで働く人が、社会やお客様、仲間とどのように歩み、どのような自己実現を目指しているかを紹介します。

第6回は、導入コンサルティング部リーダーの佐々木 大輔(ささき だいすけ)です。大学で学んだ経営学と情報システムに関する知識を活かすべく、2014年4月にエイジア(現WOW WORLD)に新卒1期生として入社。当社の主力製品「WEBCAS(ウェブキャス)」の導入コンサルティングをおこなう現部署に配属され、入社初年度からこれまでにさまざまな企業を支援してきました。入社5年目からはリーダー職を務めています。新卒1期生だからこそできた経験、リーダーとして意識していること、そして目標である「お客様のビジネスの成長に貢献する」ための取り組みを紹介します。

佐々木 大輔 Daisuke Sasaki
導入コンサルティング部
佐々木 大輔

自身の経験やスキルをチームに継承し、お客様のビジネス成長に貢献したい

大学では経営とITを専攻し、業務の川上から川下、経営計画とその計画を実現するためのシステム選定や開発手法を学びました。就職先の選択で私が重要視したのは、こうした学びの具現化でした。WOW WORLDは「WEBCAS」をはじめ、お客様のコミュニケーションの課題を解決するシステムやサービスを提供する企業です。幅広いお客様に向けて、提案から運用支援までを一気通貫でおこなう業務内容に惹かれました。新卒入社から走り続けて7年、今は導入コンサルティング部のリーダーとして、チーム全体の成長に全力で取り組んでいます。

「目の前の課題に対する最適解を提案し、具現化する」。これは私がWOW WORLDの仕事で培ってきたスキルです。キャリアアップを目指す後輩たちが同じようにスキルを身につけられるよう尽力するとともに、私自身もスキルに一層磨きをかけて、お客様のビジネスの成長に貢献したいと考えています。

早い時期から実践に加われたのは、新卒1期生ならではのメリット

2014年4月、私ともう1名の計2名がエイジア(現WOW WORLD)の新卒1期生として入社しました。今でこそ当社には充実した教育プログラムがありますが、当時は新卒用の教育資料がほとんどなく、お互いが手探りの日々だったと記憶しています。その一方で、部内には新入社員が私だけということもあり、「この新人にいろいろやらせてみよう」という空気がありました。そのため早い時期から先輩とともに現場に関わり、入社年度の後半には小規模のプロジェクトを任されるようになりました。その後もさまざまな案件に関わり、規模も徐々に大きくなっていきました。新人でも思い切って現場に飛び込むことができ、「やってみろ」と次々にチャンスをいただけたのは新卒1期生だったからこそで、ラッキーだったと思います。

新卒入社の先輩がいないという不安は、OJT担当者が払しょくしてくれました。フラットに接してくれて、気軽に相談できる雰囲気があり、わからないことや疑問点に対してはとても丁寧に回答してくれました。もちろん部内の風通しもよく、コミュニケーションがとりやすかったので伸び伸びと仕事ができました。

入社5年目で任命されたリーダー職、課せられた役割を考える

導入コンサルティング部の仕事は、営業、開発、インフラそれぞれの担当者をつなぐ、社内のHUB的な役割を担うというものです。入社してすぐに各部門と非常に近い距離感で関わることができ、あらゆる業務を実践的に学ぶことができました。入社3年目の後半からは大規模案件を任されるようになり、入社時に思い描いていた「上流工程から下流工程まで」を体験してやりがいを感じました。そして、お客様の課題の解決に向けてチームのメンバー全員でゴールに向かう楽しさ、手ごたえ、醍醐味も味わいました。

入社5年目にはチームで仕事を進めるようになり、間もなく導入コンサルティング部の中でリーダー職となりました。おそらく会社は、ある程度のことは自分で判断しながらプロジェクトを前に進めていく私のやり方を見て、「やらせてみよう」と思ったのだと理解しています。それまではチーム内の1プレイヤーとして、自分のやり方、仕事の進め方でプロジェクトに集中していましたが、リーダーとなるとプレイヤーとは別の視点、視座が必要になります。1プレイヤーからまとめ役のリーダーになる切り替えで最初の1年は戸惑い、自分のことで手一杯という状況でした。しかし時間の経過とともに、自分が抱えていた業務をメンバーに振り分けることで徐々に余裕が生まれ、少しずつフォローができるようになりました。今はメンバーが困っていることはないか、初めてプロジェクトに加わるメンバーは戸惑っていないか、一人で業務を抱えていないかなど、それぞれの得意不得意、個性、仕事への向き合い方などにも気を配り、サポートするよう心掛けています。

リーダーとしての知見を後輩に継承し、新人の指導・育成もチームで取り組む

当社では新卒者の基礎業務のレクチャーを前年の新卒者が担当しますが、彼らが1年後に指導できる状態にするのも私の役目です。自分が入社1年目に学んだことを翌年の新入社員に伝えた経験は今も生きており、後輩には「教わる立場にいる人間も、近い将来誰かに教える」ことを念頭に置いて仕事をするよう指導しています。たとえば、判断に迷ったり困ったりして相談を受ける際には、次に同じような場面に遭遇したときには自身で判断できるよう、「こういう理由があるから、こう進めた方がよい」と判断に至るプロセスや基準をできるだけ明らかにしてアドバイスしています。

こうした経験に基づく応用力を対顧客の仕事に活かすのはもちろん、チームリーダーとして後輩にも継承していく必要性を強く感じています。後輩の指導や育成は、リーダー一人でできることではありません。チームとして取り組んでこそ、個々のスキルや経験にも厚みができると考えています。

チームの成長と自身のスキルアップで、より高いサービスの創造を目指す

私はWEBCASに7年間じっくり関わりましたので、WEBCASが得意とするところ、不得手なところを十分理解しています。一つひとつの案件に取り組む中でWEBCASの理解が深まり、経験値が増え、応用力が身につきました。

導入規模は違っても、共通する課題を見つけて過去の経験から解決法を探ることは可能です。どのようにすれば目的地に到達できるか、どう使えばお客様がやりたいことを形にできるか、そこに自分の経験値を活かしたいと常に考えています。

佐々木 大輔の仕事風景

導入コンサルティング部が目指すのは、お客様に提供する価値をより高めること。そのためには、チーム内の業務効率化をさらに進め、お客様のために使える時間をできるだけ多く確保することが必要です。お客様との接点や向き合う時間を増やすことは、お客様へのメリットだけでなく、メンバーの学びの時間が増えることにもつながります。チームの経験、知見が高まれば、それは必ず製品やサービスに反映されるはずです。

そして私自身も学びを止めずに、お客様のビジネスや業務を理解するための努力を続けていきたいです。今後はまだ顕在化していない課題にも目を向け、お客様のビジネスの成長を加速できるような機能や施策を自ら創造したいと考えています。

※所属部署や名前はインタビュー当時のものです(インタビュー2021年11月15日)