取り組み・活動

私の働き方
2022年04月12日

常に期待以上のサービスを!PMOとしてプロジェクトを支え、お客様に「うれしい驚き」を提供し続けたい

本コーナーでは、WOW WORLDで働く人が、社会やお客様、仲間とどのように歩み、どのような自己実現を目指しているかを紹介します。

第9回は、開発部の君嶋 佑美(きみじま ゆみ)です。2015年にエイジア(現WOW WORLD)のエンジニアとして新卒で入社し、2019年には当社の主力製品であるメール配信システム「WEBCAS e-mail(ウェブキャス イーメール)」のメジャーバージョンアッププロジェクトで、開発業務と並行してプロジェクトの進捗管理を担当。その実績を評価され、2021年はPMO業務を担当します。プロジェクトをよりスピーディーに進めることで、ユーザーの期待を超えたサービスを生み出したいという君嶋。「顧客満足度やチームのモチベーションを向上させ、会社の発展に寄与する」という目標を掲げる彼女が、どのような想いで仕事に取り組んでいるのかを紹介します。

君嶋 佑美 Yumi Kimijima
開発部
君嶋 佑美

お客様にとってうれしい驚きの「WOW!」をつくりだし、会社の発展に寄与したい

私は現在、PMO(※)としてプロジェクトの進捗管理や関係部署との調整業務を担当しています。スピーディーにプロジェクトを進めることで時間的な余裕をつくりだし、その時間を活用して、お客様に納品する製品をより良いものに仕上げることを目指しています。
※PMO:Project Management Office(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の略。企業や組織で、複数のプロジェクトの支援を横断的におこなう部門のこと

WOW WORLDの「WOW」は、「人が期待を超える何かしらの出来事に遭遇したときに発する感嘆詞」です。素晴らしいシステムやサービスを体感したときの驚きや、自分では気づかなかった欲しいモノやコトを薦められたときの感動を「WOW!」という言葉に込めています。私もPMOとして「期待されていた以上のサービス」をお客様にお届けし、一つでも多くの「WOW!」を生み出すことで会社の発展に寄与していきたいです。

手探りながらも一つ一つの業務をこなし、知見と自信を身につけた新人時代

私が初めてプログラミングを経験したのは、大学の授業でした。自分で考え組んだプログラムが想定通りに実行されたことがとても楽しく、将来は開発に携わる仕事がしたいと思うようになりました。就職活動は金融系をはじめ大手のBtoBのIT企業を中心におこない、エイジア(現WOW WORLD)に出会います。入社後は希望していた開発部に配属となり、WEBCASの機能改善や改修、お客様の運用や好みに合わせてシステムをカスタマイズする業務を担当してきました。

初めて手掛けた案件は、先輩社員が実装した機能のカスタマイズ案件です。当時はカスタマイズ内容が記載された設計書などのドキュメントが今ほど整っておらず、実際に業務を担当する際は仕様の把握に苦労しました。また、SaaSのカスタマイズ特有の難しさも感じました。例えばお客様の作業環境や運用フローが特殊な場合、検証用に同じ環境を用意することが難しく、さらに自分が使ったことのないツールをお客様が利用しているときは、そのツールを調べるところから始まります。ミスや失敗もありましたが、手探りしながら学び、少しずつ知見を深めていきました。

設計書の書き方や、仕事の進め方について先輩のフォローがあったおかげで、2年目からはさまざまな業務を一人でこなせるようになり、開発者としての自信もついてきました。私はコツコツと作業をすることが好きです。また計画を立てて物事を進める性分ということもあって、徐々に締め切りを前倒しして効率よく仕事をこなすことができるようになりました。

メジャーバージョンアップのプロジェクトに参加。開発業務と並行し、進捗管理を担当

入社から5年目の2019年、メール配信システム「WEBCAS e-mail」 のメジャーバージョンアップの要員として選任されました。私の担当は、配信先リストをインポートしたときのエラーログの出力です。当時は人数が少なかったこともあり、1機能の要件定義から単体テストまでの全工程を一人でこなさなければなりませんでした。これまでメジャーバージョンアッププロジェクトの参加経験はなく、進め方がわからず大変でしたが、今振り返ると、このときに開発工程をひととおり経験できたことは、後の業務であらゆる工程の大変さや各工程に携わる担当者の気持ちを理解するのに、とても役立ちました。

自分が担当したシステムの開発が予定より早く終わったため、途中からプロジェクトの進捗管理も担当することになりました。各担当者への作業締め切りのリマインドや、遅れているところがあれば原因を突き止め、どうすればスケジュールに間に合うかを考えてマネージャーに提案するといった仕事です。おかげさまでメンバーの開発スピードも上がり、「WEBCAS e-mail Ver.8.0」は予定通り2020年にリリースできました。このとき私が担当したプロジェクトの進捗管理は、一般的にはプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーが担うことが多いと言われています。それを役職もない自分がやることができた。この成功体験が自分にとって大きな自信となりました。

PMOとして複数プロジェクトを横断して支援。視座を高く持つことで見えてきた景色

メジャーバージョンアップでの進捗管理が評価され、2021年にはPMOを担当することになります。リーダーやマネージャーが作成するプロジェクト計画書や要件定義書、開発担当者が作成する設計書、テスト項目書などの改善や修正のほか、複数のプロジェクトを横断的に見ながら、全体の進捗管理もおこないました。

それまでも一つのプロジェクトには複数の部署が関わっていることを知ってはいましたが、PMOを担当することで、部署間で連携をとることの難しさや、細部にわたる決めごとが膨大にあることを身をもって体験しました。他部署の人ともコミュニケーションをとり、部署ごとの考えを聞き、プロジェクト全体を俯瞰して最適解を導き出すという、これまでより視座の高い業務を経験することができました。

チームのモチベーション向上、ユーザーの「WOW!」を通じ、会社のレベルアップに寄与したい

私は、プロジェクト全体をできるだけ早く進めることを心がけています。これには二つの理由があります。

一つ目は、時間的な余裕が、開発の品質向上や顧客満足度の向上につながると考えているからです。余裕があれば、ユーザーにとってより使いやすく、より運用に合ったものに改善する時間に当てることができます。「こんなに早く、しかも品質のいいものを納品してもらえた!」という「WOW!」をユーザーに届けることができます。

君嶋 佑美の仕事風景

二つ目は、チームメンバーが集中して業務に臨み、モチベーションを高く持つことができるからです。進捗の遅れやトラブルなど少しでも不安要素があると、チーム全体に焦りが生まれ、思わぬミスをしてしまう可能性もあります。プロジェクトが早く進んでいればチームメンバーの心に余裕が生まれ、安心して仕事に集中できます。難しいと思っていたプロジェクトが計画通りに完了すれば、皆が達成感を得られ、チームのモチベーションが向上します。チーム全体をまとめるPMOという仕事は、この2点につながるからこそ意義があると、私は考えています。

今後も自分自身の成長やチームのモチベーションの向上、そしてユーザーの「WOW!」を一つでも多く実現させることで、会社の発展に寄与したいと思っています。

※所属部署や名前はインタビュー当時のものです(インタビュー2022年3月3日)