取り組み・活動

私の働き方
2022年06月23日

自分に素直でいることが道を開く。すべての人に真摯な姿勢で向き合うWebマーケティングを実現したい

本コーナーでは、WOW WORLDで働く人が、社会やお客様、仲間とどのように歩み、どのような自己実現を目指しているかを紹介します。

第10回は、マーケティング部の小林 春菜(こばやし はるな)です。大学卒業後、総合職としてマーケティング支援企業に就職するも、「何か一つ強みを持ちたい」との想いから、IT業界への転職を決意。エイジア(現WOW WORLD)入社後は、開発部のテストチーム配属を経て、現在はマーケティング部でWebマーケティングを担当し、当社の主力商品「WEBCAS(ウェブキャス)」の周知に励んでいます。そんな小林が目指すのは、「すべての人に対して真摯な姿勢で向き合うWebマーケターであること」。彼女のこれまでの経験や、現在どのような姿勢で仕事に取り組んでいるのかを紹介します。

小林 春菜 Haruna Kobayashi
マーケティング部
小林 春菜

真摯な姿勢を大切にしながらWebマーケティングという仕事に、そして自分に向き合っていきたい

私は現在、マーケティング部でWebマーケティングを担当しています。Webサイトは、お客様と企業のコミュニケーションが始まる場ともいえます。だからこそ、うそ偽りなく真摯な姿勢でコンテンツをつくることを何より大切にしています。同じように心がけているのは、自分自身にも正直でいること。私自身がライフステージの変化を迎えたことで、「その時々で大切にしたいものを尊重しながら、仕事もプライベートも両立したい」と考えるようになりました。柔軟な生き方を目指すことで、会社全体の働き方に対する意識がさらにポジティブに変わっていくことにも貢献できたらと思っています。

誠実なコミュニケーションの大切さを学んだ新卒時代。「強みを持ちたい」と未経験のIT業界へ

大学卒業後、マーケティング支援企業に総合職として入社し、主要顧客へのメルマガ配信やアンケートなどデジタルマーケティングを担当しました。顧客の声を聞き実感したのは、世の中には本当にさまざまな人がいるということ。例えば、同じメールの文章であっても人によって捉え方は千差万別です。ちょっとした言葉尻で感じ方は大きく変わりますし、時には厳しいご意見をいただくこともありました。そこから、現在の業務にも通じる“丁寧で誠実なコミュニケーション”の大切さを学びました。

2年ほど働くうちに、だんだんと転職を意識するようになりました。ジョブローテーションなどでさまざまな業務を経験できる環境ではありましたが、今後の自分の人生や働き方を考えたときに、「何か一つ専門性のあるスキルを持つことが強みになるのでは」と思ったからです。将来性があり求人数も多いIT業界を目指す中で出会ったのがエイジア(現WOW WORLD)でした。入社の決め手のひとつは研修制度が充実していること。未経験の業界に不安を感じていた私にとっては大きなメリットでした。

はじめに配属されたのは開発部のテストチームです。テストチームでは、開発チームが制作したプログラムが問題なく稼働するかをチェックリストに沿って検証します。覚悟していたとはいえ、業務はわからないことだらけ。制度を利用して研修を受けたり、自分でも専門用語を勉強したりと地道に知識をつける毎日でした。そのような中で、偶然にも前職のアンケート業務で使用していたアンケート・フォーム作成システム「WEBCAS formulator(ウェブキャス フォーミュレーター)」の大規模なバージョンアップに携わることになります。UIだけではなく操作性も変わったため従来のチェックリストでは不十分な箇所もあり、ユーザー側の視点でもチェックリストを見直して改訂を提案するなどしました。過去の経験を生かせたことは自信になりました。

Webマーケターとして日々成長中。デジタルからリアルまで幅広い業務を学びの糧に

入社から1年4カ月ほどたった頃、上司から「マーケティング部で人材を探している」との話が舞い込みました。前職の経験もあり元々マーケティングには興味があったので「これはチャンス」と挑戦を決意。2021年10月にマーケティング部に異動しました。8カ月がたった現在は、WEBCAS製品サイトに掲載する導入事例の取材・執筆やコンテンツ制作をはじめ、サイト全体の改善にも携わっています。リスティング広告を含めたWebマーケティング全般のパフォーマンス報告のとりまとめも担当し、その週のアクセス解析や、結果から見える課題、次回の改善策など総評を作成しています。マーケティング業務全般を俯瞰する視点が必要なのでハードルは高いですが、周りに助けられながら日々研鑽を積んでいます。マーケティング部でも勉強することは山積みで、日頃から先輩や同僚の仕事をよく見て、自分なりに考えながら一つひとつの業務に取り組んできました。仕事に対する姿勢を上司が評価してくれて、早い段階で多種の業務に関わることができているので、着実に仕事の幅が広がり、深度も増している実感があります。

異動直後には展示会の対応も経験し、出展の申し込みやブースのデザイン、設営業者とのやり取り、ノベルティやチラシの手配など、開催までに必要なバックヤード業務を担当しました。リアルイベントは、修正や改善がスピーディーにできるデジタルマーケティングとは違い、ブースの造作やチラシの印刷など“後戻りができない”決め事が多いものです。関わる人の数も多く大変でしたが、リアルならではのやりがいや面白さはこれまでにない発見でした。特に、自分がデザインに携わったブースが形になった時は大きな達成感が得られました。開催後の振り返りでは、営業担当から「これだけの名刺交換ができた」「この案件が商談につながっている」といったフィードバックがあり、実際に商談が生まれていく過程に携われたことにうれしさを感じました。

価値観が多様化する今、ライフステージに合わせて移りゆく自分の気持ちに正直でいたい

これまでの転職や異動の経験から感じるのは、自分の気持ちに正直でいることの大切さです。偽りのない本心に従うことで、興味のある業界への転職や、希望の部署への異動を実現できました。やりたいことや興味があることがあれば、ためらわず周囲に伝えていった方が後悔はないはずです。それは仕事だけに限りません。家庭を持ち、仕事とのバランスなども考えるようになりましたが、「どちらかのために一方を諦める」といった選択はしたくないという想いがあります。今は価値観がますます多様化する時代。私自身もこれからライフステージの変化によって、自分の気持ちや大切にしたいことは変わっていくのだろうと思います。「今は家庭を優先したい」「今は思い切り仕事をしたい」など、移ろいゆく気持ちに耳を傾けながら、その時の自分にとって最善の進路を選んでいきたいと考えています。簡単ではありませんが、しなやかな生き方を体現できるよう、より一層マーケティングのスキルを磨き、自分の強みを確立することが今の目標です。

仕事にも自分にも真摯な姿勢で向き合うことで、新たな道を開いていく

お客様はWebサイトやメールなどを接点としてWOW WORLDを知り、製品と出会います。Webサイトはお客様とのコミュニケーションの入り口なので、いかにそこで足を止めて、製品や会社を見ていただけるかがWebマーケティングの仕事だと思っています。サービスの良さを伝えることはもちろん大切ですが、そこに誇張や偽りがあっては本当のコミュニケーションは始まりません。あらゆる広告やWebサイトを誰もが見慣れている今だからこそ、うそ偽りなく、正しい情報を丁寧に伝える。そんなWebマーケティングを追求していきたいです。

小林 春菜の仕事風景

真摯な姿勢で向き合うのは、自分自身に対しても同じこと。自分の気持ちに真っすぐ向き合い、意思や想いを誠実に伝えることで、新しい道が開けると信じています。それがいずれは会社全体や、さらには社会の小さな変化につながるかもしれません。新たな道を切り開いていくために、マーケターとして、一人の人間としてこれからも成長していけたらと思っています。

※所属部署や名前はインタビュー当時のものです(インタビュー2022年5月20日)