取り組み・活動

私の働き方
2023年11月01日

お客様の事業や、自社の発展に寄与する人材になる。大切にしているのは「等身大で相手と向き合う」こと

本コーナーでは、WOW WORLDで働く人が、社会やお客様、仲間とどのように歩み、どのような自己実現を目指しているかを紹介します。

今回は、導入コンサルティング部の岡 勇志です。2021年4月に新卒で入社し、自社システムの運用提案や導入支援をおこなっています。人と話すことが好きで、お客様や社内のメンバーと積極的にコミュニケーションを取りながら業務を遂行。未経験のことにも臆することなく挑み続ける彼が、どのような思いで仕事に取り組んでいるのかを紹介します。

岡 勇志 Yushi Oka
導入コンサルティング部
岡 勇志

対話を大切にし、相手が本当に求めていることを見極めたい

当社は、コミュニケーションシステム「WEBCAS」やエンゲージメントソリューション「WOW engage」などのシステムやサービスの提供を通して、企業とその顧客のコミュニケーションの課題解決を支援しています。私の所属する導入コンサルティング部では、WEBCASを導入されるお客様に対して要望をヒアリングして技術的な視点で活用方法を提案したり、システム導入をサポートしたりしています。私はこの業務のほかにWOW engageの機能改善・拡充も担当しており、難しいながらもやりがいを持って取り組んでいます。仕事で重視していることは、お客様とのコミュニケーションや社内でのコミュニケーションを大切にすることです。真摯に対話し言葉の本質を見極めることで、相手が本当に求めていることを実現できると考えています。

就活の軸は「コミュニケーション」。アパレル業界からIT業界へ

大学時代は、アパレルショップでアルバイトをしていました。人と話すことが好きで接客の機会が多い仕事を探しており、実際に働いてみるとイメージ通りでとても楽しかったです。接客する際は、ただ単におすすめの服を紹介するのではなく、どのような場面でいつ着るのかなどをお客様に聞いたうえで、より良いコーディネートなどを提案するようにしていました。そうすることで「親身になって提案してくれている」ということが相手に伝わり、お客様との会話が弾むことが多かったからです。

就職活動では当初アパレル業界を見ていましたが、コロナ禍で販売職の募集数が少なく、狭き門でした。そこで注目したのがIT業界です。アパレル業界でもECサイト運営に注力している会社が多く、IT業界で働くことで将来的に生かせるスキルが身に付くのではないかと思い、ITの分野にも関心を持つようになりました。

会社選びの基準は、お客様とのコミュニケーションが多い環境であること。当社の導入コンサルティング部はお客様へのシステム運用の提案や支援をすると聞き、興味を持ちました。また、WEBCASは幅広い業種で利用されており、社会全体に貢献している点にも魅力を感じ、入社を決めました。

新卒2年目で新サービスを担当。イチから作り上げていく面白さを実感

入社後は小規模の案件から携わり、3年目の現在では大規模案件のほかにも後輩育成や社内業務改善など、幅広く業務に取り組んでいます。中でも2年目の4月から参画している「WOW engageプロジェクト」は自身の成長につながっていると実感しています。

WOW engageは2022年8月にリリースしたCDPを中心としたエンゲージメントソリューションで、グループ会社が連携して開発・提供をおこなっています。私の担当は、CDPの開発を手掛けるコネクティ社と打ち合わせをしながら要件定義や基本設計を進めるほか、導入を検討されているお客様がどのような施策を実現したいのか、どのシステムと連携したいかなどの要望をヒアリングすることです。

WEBCASは20年以上の提供実績がある製品なので、不明点や困り事があっても先輩や上司に相談することで最適解を得られる環境にあります。しかしWOW engageは新しいソリューションであるため、前例がありません。始めは手探り状態でしたが、皆で協議を重ねるうちに課題に対するさまざまなアプローチ方法を見出せるようになりました。これまでになかったものをイチから作り上げていくことにやりがいを感じると同時に、社内やグループ会社、お客様などさまざまな人とコミュニケーションをとる機会が多く、非常に面白いです。

仕事をする上で大事にしているのは、等身大でいること。未熟な部分を隠さず貪欲に知識を吸収していくことで、常に新たな学びを得たいと思っています。隠したままだと学びを得る機会を失ってしまいますし、最終的に周りに迷惑をかけてしまうからです。ITに関する知識がほぼない状態で入社をしたため必死に勉強しましたが、どうしてもわからないことは素直にわからないと伝えることで先輩たちが親身になって指導してくれて、ここまで成長することができました。

地道に経験を積み重ね、導入コンサルティング部を牽引していく存在を目指す

今後は多くのカスタマイズが含まれるような難易度の高い案件を担当し、近い将来はリーダー、その先は導入コンサルティング部を背負っていけるような人材になりたいです。複雑な案件ほど他部署との調整、お客様とのやりとりが多くなります。カスタマイズの種類も多いので一つずつ整理して進める必要があり、プロジェクトも長期間にわたります。今は目の前の案件を確実に対応していき、難易度の高い案件も主担当として任せてもらえるように経験を積み重ねていきたいと思います。マネジメントにも興味があるため、自身の技術的なスキルを高めるだけなく、チーム・人材育成にも携わりたいです。

そのために、まずは社内メンバーとより良い関係性を構築することが重要だと考えています。当社では一つの案件に対して開発、営業、インフラなど他部署と幅広く関わるのですが、チームや部署によって出社の頻度が違うので、対面で話せる機会は多くなく、チャットでのコミュニケーションが大半を占めます。ただ、チャットでのやりとりだけでは正確に伝わらないこともあるので、ちょっとした確認事項でもなるべく通話して伝えるようにしています。このように社内で気軽に話せる関係性を作ることで認識の齟齬や伝達漏れがなくなり、最終的にお客様により良いサービスを提供できると思っています。

知見や人脈を広げ、「検索エンジン」のような人へ

私は仕事でもプライベートでも、自身のナレッジを積極的に共有して周りの人たちと関わっていきたいと考えています。たとえば仕事では個人の経験に差があるため、どうしても持っている知見や技術レベルに偏りが出てしまいますが、全員が他メンバーの知見を得ることで、部署全体のレベルの底上げにつながるはずです。部署内の知見を一覧化して、検索すればすぐに情報がでてくるような仕組みを作り、個人のレベルを上げ、ひいてはサービスの質をぐんと向上させていきたいです。

岡 勇志の仕事風景

そして、プライベートでも社内外関係なく大勢の人と関わりを持ち、情報を求めている人と情報を持っている人をつなげる「検索エンジン」のような人になりたいです。周りに困っている人がいたとき、私では解決するのが難しい場合には課題解決できそうな最適な人を紹介するようなイメージです。それを実現するためには知り合いを増やしたり、さまざまな分野のことを勉強したりするなど自ら行動しなければなりませんが、私の根底にある「人が好き」「学びが好き」という気持ちを武器に、邁進していきたいと思います。

※所属部署や名前はインタビュー当時のものです(インタビュー2023年9月21日)