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日本IBMに在籍中、副業で執筆した著書がベストセラーに。独立後はスタートアップを上場へ導く
本記事は、WOW WORLDがスポンサーを務めていたラジオ番組『森清華のLife is the journey』の放送内容の一部をテキストでご紹介するものです。
当番組は2025年3月に終了するまで、かわさきエフエム(79.1MHz)にて8年半にわたり放送。パーソナリティの森清華さんが、最前線で活躍されている企業経営者や各界のスペシャリストの“人生の分岐点”から「これからのキャリア、生き方のヒント」を紐解きます。(※文中の組織名、ゲストの方の肩書等は放送当時のものです。)
今回はゲストに、株式会社Tokyo Consulting & Intelligence 代表取締役 河野英太郎さんをお迎えしました。日本IBMに勤めながら、副業として作家活動をスタート。出版した『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』は、シリーズ累計170万部発行のベストセラーとなりました。その後、スタートアップ企業(株式会社アイデミー)のCOOに従事し2023年6月に上場 、現在は顧問として関わっています。さらに、50歳を迎えて新たな挑戦を決意し 、自身の会社Tokyo Consulting & Intelligenceを同年9月に設立されました。そんな河野さんに、副業や独立、そしてキャリアに対する考え方をお伺いしました。
日本IBMに勤めながら、39歳の時にビジネス書を出版。「2013年ビジネス書大賞」を受賞した『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』は、7ヶ国語に翻訳され、累計で170万部発行というベストセラーとなりました。
森さんー この本の執筆がご自身に与えた影響はどのようなものでしたか。
河野さんー 影響は本当に大きかったです。まず「日本IBMの河野です」ではなく、「河野です」と名乗ることが新鮮でした。
BtoC商材の取り扱いは初めての経験だったので、付き合う人や使う言葉、アプリケーションがまったく違う世界での仕事となりました。視野もネットワークも、違うものが加わったという感覚で、新しい経験ができたと思います。
森さんー そのような新しい経験を積む中で、自分自身のキャリアとどのように向き合っていたのでしょうか。
河野さんー 出版する前は、日本IBMで用意されたキャリアを歩んで、頂点に近いところを目指すつもりでした。しかし本の出版を通じて、ほかにも選択肢はあり、別の道で経験を積むことで本業と相乗効果が生まれるということを身に染みて感じました。
所属する会社以外からも収入があるというのは、自身の成長にもつながります。会社を辞めても生きていけるとなるとキャリアについて考える余地が増えました。当時はまだ副業が珍しく、奇異な目で見られたり妨害されたりすることもありました。しかし副業をして良かったと感じています。
森さんー 2012年に本を出版され、2019年には日本IBMから離れる決断をされますが、独立のきっかけを教えていただけますか 。
河野さんー 「定年」について考えたことが独立のきっかけです。定年がなければこの先30年キャリアを積めるけれど、定年があるとあと10年でキャリアが終わってしまう――。定年の有無で見えるものが違ってくることに気づき、これが独立に向けた考えのスタート地点となりました。
実は当時すでにIBMから許可をもらい自分で会社を設立していて、両社の業務に重複する部分が増えてきたため、独立を決意しました。
森さんー 独立後、アイデミー社とどのように出会っていくのでしょうか。
河野さんー 独立後の営業活動中、スタートアップとビジネスをやってみたいと思い、さまざまな会社とつながりを持っていく中でアイデミー社と出会いました。
森さんー 色々な会社と会っていく中で、なぜアイデミー社だったのですか。
河野さんー アイデミー社に決めたのは、ご縁があると感じたからです。当時、アイデミー社に出資していた東京大学エッジキャピタルパートナーズの社長が、学生時代の水泳部の先輩で、彼が出資している会社ならば面白いのではないかと思いました。
森さんー アイデミー社では、どのようなお仕事からスタートしたのでしょうか。
河野さんー アイデミー社はAIやDXの人材育成、オンラインでの学習ツールを提供しています。最初は販売のための顧問として、お客様のところへ行って商品説明をして受注につなげ、販売の仕組みづくりの業務からスタートしました。
大企業からスタートアップへ、これまでとは異なる世界に飛び込んだ当時45歳の河野さん。アイデミー社COOとして、20歳下の若き経営者とともに東証グロース上場を目指します。
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